SIMカードの役割やそのサイズの違いを解説
- カテゴリ : 格安SIM入門ガイド
格安SIMでスマホを維持したいと思ったら「SIMカードとは何か?」という点をしっかりと知っておく必要がある。
それをよくわかっていないままだと、
- 高い金額で新しいスマホを買ったのに電波が入らない。
- 格安SIMの契約をしたのに使えない。
ということになってしまう可能性があるんだ。
そのような無駄な出費をしてしまわないよう、SIMカードの役割やサイズなどについてこのシムフリー・グリーンが教えてあげるぞ!
なに?お前シムフリー・レッドと同じ口調じゃないか。だと?
口調の使い分けなんてそんなに多くはできん!レッドとグリーンは同じ口調という設定で通してくれ。
SIMカードは何のためにあるのか?
SIMカードとは以下のようなカードのことをいい、現在の携帯電話には必ずどこかに挿入されているんだ。
裏面は以下のようにICチップが埋め込まれていて、契約者を特定するためのID番号が記録されている。
つまり、「ショップで携帯電話を契約する」というのは「SIMカードをレンタルするための契約をする」というのが正確な表現なのだ。
携帯電話本体はその際にセットで購入しているだけにすぎない。
補足:携帯電話本体を分割払いで購入したとしたら、そのローン契約も同時にしていることになるぞ。
SDカードのサイズには3種類ある
2016年現在ではSIMカードには3つのサイズがあるんだ。
写真左から、
- 標準のサイズのSIM
- マイクロSIM(micro-SIM)
- ナノSIM(nano-SIM)
という名称がある。
なぜ3つのサイズが存在するのかというと、携帯電話が年々小型化していくにしたがって小さいサイズのSIMカードが生まれていったという経緯があるからなんだ。
今後、もっと小さいサイズのSIMカードが生まれるか?
今後、もっと小さいサイズが生まれるかといえば、それはおそらくNOだろう。
これはSDカードをイメージするとわかりやすいかもしれない。
SDカードも元々は「標準のサイズ」から「miniSD」、「microSD」へと小さいサイズが生まれていったが、microSD以上の小さいものは生まれていない。
SDカードの中で最も小さいサイズのmicroSDは1.0cm × 1.5cm程度しかなく、これ以上小さなサイズが生まれてこない理由は「技術的に難しい」というより「使いにくくなってしまうから」なんじゃないかと私は思う。
そして、ナノSIM(nano-SIM)のサイズは0.9cm × 1.3cmですので、上記のmicroSDよりさらに小さいものとなるぞ!
取り扱う際には紛失しないように特に気を付ける必要があるだろう。
アダプタによってSIMカードのサイズを変更することができる
どのサイズのSIMカードが使えるかは携帯電話の機種ごとに決まっているんだ。
2016年現在では最も小さいナノSIM(nano-SIM)サイズの機種が主流だと思うが、そのような機種に標準サイズのSIMやマイクロSIM(micro-SIM)を使用することは基本的にはできないぞ!
ここで「基本的に」と言ったのは、ICチップの部分を残して周りのプラスチック(?)部分をカットしてしまうことで、SIMカードのサイズを小さくして使用する方法もあるからなんだ。
でもそのような方法はあまり一般的ではないし、失敗したときのリスクも高いからここでは省略してしまおう。
大きいサイズを小さくするのは上記のように難易度が高いが、小さいサイズを大きくするのは実は簡単にできるんだ。
その際には「SIMアダプタ」と呼ばれるものを使う。
この写真はナノSIM(nano-SIM)サイズのSIMカードをマイクロSIM(micro-SIM)サイズにするためのアダプタだ。
これにナノSIMサイズのSIMカードをはめると以下のようになり、1段階大きいサイズであるマイクロSIMサイズとして使えるようになってしまうぞ!便利だろう。
SIMカードのサイズ交換を携帯電話会社に申し込むと2000円程度かかるのに対し、SIMアダプタは数百円程度で購入できるので、今後格安SIMを契約する際には一番小さいナノSIMサイズを選択しておくのがおすすめだ!