格安戦隊・シムフリーマン

格安SIMのユーザー数トップ3社の料金の比較

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初めて格安SIMを使いたいと思ったとき、どの会社と契約すればいいのかを迷うことでしょう。
そんな時、ユーザー数が多い会社から比較・検討していくと失敗する可能性を低くすることができます。

また、格安SIMの料金が一般的にどれぐらいの水準なのかを知りたいときにも、ユーザー数が多い会社から比較していくと全体の料金水準を把握しやすくなります。

リサーチ会社のMM総研が実施した調査によると、2016年3月末でのシェアは以下のようになっているそうです。
2016年の格安SIMシェア
引用元:格安SIMの契約数は539.4万回線、シェアは「楽天モバイル」が3位に – ITmedia Mobile

  1. NTTコミュニケーションズ(OCNモバイル ONE)
  2. インターネットイニシアティブ(IIJ・BIC SIM)
  3. 楽天(楽天モバイル)
  4. U-NEXT(U-mobile)
  5. ビッグローブ(BIGLOBE SIM)
  6. ケイ・オプティコム(mineo)

()の前が会社名、()内は商品・サービス名です。
個人向けのサービスに限定するとIIJがトップだそうです。
今回は格安SIMの料金水準を知るために、シェアトップ3の会社のそれぞれの料金を比較してみましょう。

通信をあまりしない人はライトユーザーとして月に2~3GB前後のプラン、通信をたくさんする人はヘビーユーザーとして月に7~10GB前後のプランを選択すると仮定し、そのあたりを比較して見ていくことにします。
もちろん、音声通話ができるプランです。(格安SIMの世界では音声通話ができず、通信だけをするためのプランもあります)

OCNモバイル ONEの料金

OCNモバイルONE
2016年9月現在のOCNモバイル ONEの料金は以下のようになっています。

通信量 初期費用 料金
110MB/日 3,000円(税込3,240円) 1,600円(税込1,728円)
170MB/日 3,000円(税込3,240円) 2,080円(税込2,246.4円)
3GB/月 3,000円(税込3,240円) 1,800円(税込1,944円)
5GB/月 3,000円(税込3,240円) 2,150円(税込2,322円)
10GB/月 3,000円(税込3,240円) 3,000円(税込3,240円)
15GB/月(通信速度が遅い) 3,000円(税込3,240円) 2,500円(税込2,700円)

キャンペーン中の契約で初月は無料、その後の2か月は700円引き。
上表のようにOCNモバイル ONEではプランごとの通信量が月単位のものだけではなく、1日単位のプランもあります。
また、上表の一番下の15GBプランは通信速度が遅いため、10GBプランよりも安くなっています。

一般的なライトユーザーであれば3GBプランの1,800円(税込1,944円)、ヘビーユーザーなら10GBの3,000円(税込3,240円)を選択すればよいでしょう

IIJ・BIC SIMの料金

IIJmio
IIJのサービスで個人向けのものを「IIJmio(アイアイジェイ・ミオ)」といいます。
「BIC SIM(ビックシム)」とは、このIIJmioのサービスを全国のビックカメラの店頭で販売しているものだとお考えください。

ビックカメラの店頭でBIC SIMを購入・契約したとしても、実際の契約先はIIJの会社であるインターネットイニシアティブとなります。販売代理店のようなものですね。
ですから、料金もIIJmioと同じになります。
そのIIJmioの料金は以下のようになっています。(2016年9月現在)

通信量/月間 初期費用 料金
3GB(ミニマムスタートプラン) 3,000円(税込3,240円) 1,600円(税込1,728円)
6GB(ファミリーシェアプラン) 3,000円(税込3,240円) 2,220円(税込2,397円)
10GB(ファミリーシェアプラン) 3,000円(税込3,240円) 3,260円(税込3,520円)

IIJmioでは3つの料金プランしかないのでとてもわかりやすく、初心者の方でも迷わないプラン構成になっています。
ライトユーザーなら3GBプランの1,600円(税込1,728円)ヘビーユーザーなら10GBプランの3,260円(税込3,520円)を選択しておけば間違いないでしょう

楽天モバイルの料金

楽天モバイル
2016年現在の楽天モバイルの料金は以下のようになっています。

通信量/月間 初期費用 料金
制限なし(通信速度が遅い) 3,000円(税込3,240円) 1,250円(税込1,350円)
3.1GB 3,000円(税込3,240円) 1,600円(税込1,728円)
5GB 3,000円(税込3,240円) 2,150円(税込2,322円)
10GB 3,000円(税込3,240円) 2,960円(税込3,196円)

楽天モバイルも上記のOCNモバイルONEと同じく、通信速度が遅いプランが用意されています。
しかしこのプランは通信速度がかなり遅いので、たまにメールのチェックをするぐらいの使い方でなければ選択しないほうが良いでしょう。
インターネット上の動画だけではなく、文字と写真だけのニュースサイトを閲覧するのにも不便に感じるほどの遅さです。

ライトユーザーなら3.1GBプランの1,600円(税込1,728円)ヘビーユーザーなら10GBプランの2,960円(税込3,196円)を選択するといいでしょう

格安SIM3社の比較

では、これまでに紹介した3社の料金比較をしてみましょう。

会社 初期費用 3GBプラン
(ライトユーザー向け)
10GBプラン
(ヘビーユーザー向け)
OCNモバイルONE 3,000円
(税込3,240円)
1,800円
(税込1,944円)
3,000円
(税込3,240円)
IIJmio 3,000円
(税込3,240円)
1,600円
(税込1,728円)
3,260円
(税込3,520円)
楽天モバイル 3,000円
(税込3,240円)
1,600円
(税込1,728円)
2,960円
(税込3,196円)

楽天モバイルだけは3.1GB。
初期費用はどこもすべて同じですが、料金プランには若干の差があります。
しかしその差は300円以下とわずかなものなので、実際にこれら3社の中から選択する際には通信速度や他の付加サービスなどで決めても良いかもしれません。

今回はシェア上位の3社だけをピックアップして比較してみましたが、格安SIMの料金水準は一般的にこれぐらいだといえます。
ドコモやau・ソフトバンクのような大手キャリアの料金比較は「2016年現在のドコモ・au・ソフトバンクの月々の最低料金まとめ」で一覧表にしていますので、比較してみてはいかがでしょうか?